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【特集記事1】最強ゲーミングモバイル「GPD WINMax」を徹底解剖!CPU性能について
最終更新: 2020年6月13日

こんにちは、デントオンラインショップです!
ついにGPD WINMaxの国内早期予約が解禁・スタートしましたが
やはりWinシリーズの最新作は注目度も高く、非常にご好評をいただいている状況です!
例年の傾向では、Winシリーズの発売後はしばらく品薄の状態が続いてしまいますので
早く入手したい、触ってみたい方は早めのご予約を検討されてみてはいかがでしょうか!
特集記事では、話題のUMPC【GPD WINMax】のスペックを徹底解剖していくとともに
デバイスの魅力や使い勝手、ライバル機との比較なども交え検証していきたいと思います。
まずは手始めとして、パソコンの心臓部「CPU」について調べてみましょう!
目次
1.GPD WinMaxの搭載CPUは何?
2.実際のCPU性能はどのくらい?
3.ライバル機「OneGX1」との仕様比較
4.ハード構成から見えてくる各製品のコンセプトは?
5.まとめ
1.GPD WinMaxの搭載CPUは何?


GPD WinMaxは、CPUとしてIntel®の第10世代Core「Ice Lake」シリーズの
「Core i5-1035G7」が搭載されています。
このCPUは主に「モバイルノート」向けのCPUとして提供されており
最も大きな特徴としては、旧モデルと比較してグラフィック関連の機能が大幅強化された
「Iris Plus Graphics」内蔵グラフィックスを搭載しています。
内蔵グラフィックスは、性能毎に3つの型番(G1,G4,G7)が存在しており
WinMaxは最高位の「G7」グラフィックスを採用。
Intelは「Ice Lake」シリーズを「マルチメディア・コンテンツ制作」向けCPUとして
定義しており、GPD WinMaxのコンセプトにマッチしたCPUであると言えそうです!
2.実際のCPU性能はどのくらい?
ここまでは主に「Core i5-1035G7」の特徴についてお伝えしましたが
実際の利用時には、インターネット閲覧やOfficeでのドキュメント作成など
比較的グラフィック性能を必要としないシーンも多いです。
そこで、上記のようなシーンで必要となってくるCPU性能がどのくらいなのかを
比較対象として、GPD社がよく使っている「Core i7-4790K」を材料に確認していきます。
ベンチマークソフト「CINEBENCH R20」での性能比較結果


比較の結果を見てみると
シングルコア性能は「Core i5-1035G7」の方が若干優位
マルチコア性能は「Core i7-4790K」が20%ほど優位
という結果になりました。
全ての面でCore i5の優位にはなりませんでしたが、そもそもCore i7-4790Kは
2015~16年ごろのハイエンドゲーミングPCに搭載されていた高性能なCPU。
TDPも88Wと、Core i5-1035G7の15Wと比較すると約6倍弱の高い消費電力ですので
むしろCore i5の技術革新、高効率さが際立つ結果ではないでしょうか。
3.ライバル機「OneGX1」との仕様比較
いまGPD WinMaxの対抗馬として評されている、One Netbook社の新製品「OneGX1」。

この製品は当初「Ice Lake」後継となる「Tiger Lake」CPUを搭載すると言われていましたが
6月現在では、メーカー側の諸事情により、Tiger Lake搭載バージョンは延期となり
「Comet Lake-Y」といわれる、Intel®第10世代Core i5-10210Yを搭載するようです。
(Tiger Lake搭載版は中止ではなく、2020年後半以降の登場とのこと)
Comet Lakeとは、Intel®がモバイルPCの「ビジネス・オフィス」向け用途として
リリースした、超省電力・通信などモバイルノートとしての機能性を重視したシリーズ。
ちなみに表記としてはなくなっていますが、Comet Lake-YはGPD社の製品でも採用している「Core m」シリーズの後継製品でもあります。
Ice Lakeと比較して、Comet Lakeは下記のような特徴を持ちます。
より低発熱省電力でモバイルに適した特性を持つ
グラフィック性能の劣る「Intel UHD Graphics」を搭載している
Simカードを利用することができるLTE機能を統合している
直近では、同社のUMPC「OneMix3Pro」にもこのCPUが搭載されていました。
単純にCPUとしての性能を比較すると、省電力CPUのCore-i5 10210Yでは
性能に重点を置いているCore i5-1035G7には到底及ばないのが実際のところです。
ここでは、ゲーム以外の性能を比較するため、PassMarkのスコアを掲載します。

スコア上2倍近い差が表れており、ネット閲覧や動画視聴などの普段使いにおいても
WinMaxの方がより快適な体験を得られるはずです。
4.まとめ
今回の記事をまとめると
WinMaxは【Core i5-1035G7】CPUを搭載。内蔵グラフィクスは最高ランク!
性能はデスクトップ向け「Core i7-4790K」に肉薄。消費電力比では圧勝!
ライバル製品の搭載CPU【Core i5-10210Y】より性能面でかなり優位!
となります。製品選びの際の参考にして頂ければ幸いです!
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